当社は1966年の創業以来 、エンターテインメント作品を通じて、クリエイターとファンをつなぐ役割を務めて参りました 。エンターテインメントを取り巻く環境やファンの方々の楽しみ方が多岐に渡っていく中、COVID-19を経た社会に対応するためにも 、2023年10月に前期の中期経営計画で実施してきた重点戦略を担うプロジェクトの一つを正式に組織化し、経営企画部の中にSDGs推進グループを設立いたしました。
加えて2024年度より実践していく新たな中期経営計画【PC2027】を策定いたしました 。長期経営計画【VISION2030】で描いた、エンターテインメントを生み出すクリエイター、そしてエンターテインメントを暮らしや心の糧とするファンの方々から選ばれるパートナーであるために、【PC2027】では、その達成に向けて中期的に取り組むダイバーシティ＆インクルージョンの更なる推進を示しています。
当社の企業理念「想像力を越える創造力で 、世界中の人とつながります。」を礎にした 、多様化するグローバル社会に貢献できるエンターテインメントの視点を重要なポイントとして、この経営計画の実行・実現のために専任組織を新設いたしました。この専任組織が担う「SDGs戦略」は、私たち自身のエンターテインメント事業において、社会が抱える環境やジェンダーなどの様々な課題に対して、どのような解決策を講じていけるのか、どのように持続的な社会活動に寄与できるかを考え、プロジェクトから引き継ぐ形で、以下の４つの重点テーマに取り組んでおります。

①エンターテインメントを通じた社会課題解決
②ダイバーシティ＆インクリュージョン
③クリエイターとのフェアな取引
④環境に配慮した創造

AI技術の革新的な飛躍も含めたデジタル技術の発達は、世界中の人たちが一度につながることを可能にしてくれています。テレワークなど働き方が変わってきているように 、エンターテインメントの創作や鑑賞の場も変化してきています。この様な価値観や環境の違いを受け入れ、創作活動を支え、ファンの方々に寄り添うことを、これからも大切にしていきたいと思っています。ポニーキャニオンはエンターテインメントが持つ力を信じています。この力を源に、4つの重点テーマを通して、クリエイター、ファン、その他のエンターテインメントに携わるすべての人々、そして私たち自身が健やかであり続け、各々が尊重され、お互いを認め合うことが出来る社会の創造に貢献して参りたいと思います。