企業理念・トップメッセージ

エンターテインメント業界は、今、大きな変革の時を迎えています。

私がこの業界に飛び込んだ1990年代は、音楽ではCDが飛ぶように売れ、映像もビデオからDVDへのメディア移行特需でマーケットが拡大した、まさに「黄金期」と呼べる時代でした。しかし、それから30年あまり、エンタメを取り巻く状況は劇的に変化しました。

今や、音楽も映像も、スマホ一つで誰もが手軽に楽しめる時代です。トップアーティストの楽曲も、人気原作の映画もアニメもドラマも、手のひらの中で誰もが享受できるようになりました。さらに、ただ受け取るだけでなく、誰もがアーティスト、クリエイターになれる、そんな時代が到来しています。

このような新しい時代において、ポニーキャニオンの存在意義や役割は何だろうか？と私は常に自問しています。

それは、「ありとあらゆるジャンルの膨大なコンテンツが溢れる今の世の中で、お客様の心に深く響く、本当に価値のある楽曲や作品、コンテンツを創造し続けること」

そして 「才能あるアーティストやクリエイターの情熱と真摯に向き合い、彼らが描く未来の可能性を共に拓いていくこと」 であると確信しています。

その実現のために、ポニーキャニオンは進化を止めません。

私たちには、長年にわたって築かれ、受け継がれてきたエンターテインメントに関する、かけがえのない経験値があります。

そして、その得難い経験値を時代に合わせてカスタマイズできるプロのプロデューサー、ディレクターがいます。楽曲や作品をひとりでも多くの人に届けることに情熱を燃やすプロのプランナー、プロモーターがいます。

私たちは、このデジタルの進化を追い風に、長年培った知見と創造力で、常に新しい感動体験を追求します。皆さんの人生の節目に、そして日常のあらゆる瞬間に、ポニーキャニオンの楽曲や作品が寄り添い、彩りを添える。そんなエンターテインメント企業を目指して参ります。

ポニーキャニオンの今後の挑戦に、どうぞご期待ください。

株式会社ポニーキャニオン
代表取締役社長　大熊一成