目指すのは会社にインパクトを残す人事

目指すのは会社にインパクトを残す人事

総合エンターテイメント企業であるポニーキャニオン。その人事総務本部に、さまざまな経歴を持つ人物がいます。人材業界での営業、アパレル&飲食業界、広告制作業界での人事経験を生かし、採用を通して会社に新たな息吹をもたらし下支えする青木 大樹の思う、人事の役割、やりがいとは──。

自然豊かな地元・飯能で伸び伸び育った少年時代

▲人事総務本部の青木 大樹。興味のあることはまずはなんでもやってみる学生時代でした
▲人事総務本部の青木 大樹。興味のあることはまずはなんでもやってみる学生時代でした

企業と求職者をつなげるべく採用業務全般を担当し、就活セミナーなどにも登壇している青木。人材業界、アパレル&飲食業界、広告制作業界を経て、2024年1月にポニーキャニオンに入社。さまざまな経歴を持ち、“人”と向き合い続けている彼は、遊びにスポーツに自由闊達な少年時代を過ごしました。

青木

僕の地元・埼玉県飯能市は自然豊かなところなので、川で魚を獲ったり、田んぼの用水路で虫を捕ったり、弟たちや友だちと一緒になってわんぱくな遊びもたくさんしました。

小学生くらいになると、当時流行っていたアニメやテレビゲーム、カードゲーム、ミニ四駆に夢中になりました。ミニ四駆では住んでいた町のレース大会に出場したという経験もあります。

あとは、運動好きな両親の影響で小さいころから体を動かすことが大好きだったので、小学2年生から6年生までは地元のサッカーチームに入り、中学・高校ではサッカー部に所属していました。好きなことに一直線、我ながら自由に伸び伸びと育ったなと思います

大学進学後は、就職活動に向けて堅実に準備を進める日々を送ります。学内だけでなく学外の人々と積極的にコミュニケーションを図るなかで得る多くの学びや気づきは、社会に出るための土台作りに欠かせないものでした。

青木

就職活動に向けてゼミ長をやってみたり、NPO法人と組んで子どもたちのためのボランティアに参加したりもしました。

自分たちはいわゆる就職氷河期世代ということもあって、不安があるんだったらしっかり準備をする、自分で決めて始めたことは最後までやり抜く、ということは日ごろから強く意識していました。自分なりにではありますが先を見据えて、考え、計画し、実行していた経験は、今の働く日々に生きていると思います。

あとは興味のあることはなんでもまずはやってみてましたね。ギター、スノボ、ボルダリング、ゴルフ、キャンプ、釣り、お笑い鑑賞、読書、フェス・ライブへの参加など。いろいろなものに触れる中で、自分に興味のあるものが残っている感覚です

人事職で得た体験的学び

▲オフィス内での撮影。「面接と同じくらい緊張しますね」
▲オフィス内での撮影。「面接と同じくらい緊張しますね」

就職活動の努力が実を結び、仕事を探す求職者と働き手が欲しい企業をつなぐ人材業界に足を踏み入れます。

青木

東証プライムに上場する企業に勤めることになったのはとても幸運だと思ったし、コミュニケーション能力には自信があったので、ここで一旗揚げてやろう!という意気込みだったのですが……いざ入社してみたら、同期50人くらいの中に自分よりもすごい人はざらにいることを思い知るわけですよ。

それでもとにかく前に進み続けるしかない。求人広告の法人営業担当として、さまざまな企業の人事の方に電話をかけたり、手紙を書いたり、メールをしたり、できることはなんでもやりましたね。上司や同僚に励まされながら、刺激を受けながら、自分もやればできるはずだと言い聞かせて、恥ずかしながら同期の中で最後に初受注の契約を結べたときには、格別の嬉しさがありました

そんな想いを糧に人材業界に身を置いて6年。新たなチャレンジをしてみたいという気持ちに従い、ある決断をします。

青木

自分のエンジンを1個と例えるならば、2個も3個も積んだような昼も夜も走れる人材が営業の数字を作り続けられる。今後数十年自分はそうはなれそうもない。でも、飲食やアパレル、小売といったBtoCの企業を多く担当してきた上での企業人事の視点や、求職者の方々と寄り添ってきた経験が人事に生かせそうだなと思い、人事職を求めて転職活動を始めたんです

転職した先は、バッグ・アクセサリー・生活雑貨・衣料品などの企画・販売、飲食店の運営などをグループで行っている大会社。人事担当として、店舗の販売スタッフやホールスタッフ、デザイナーやMDなどさまざまな職種の方と向き合うこととなります。

青木

採用したい人材は、正社員、契約社員、派遣、アルバイト、パートと雇用形態もさまざまであり、販売スタッフ、SV、MD、デザイナー、パタンナーなど職種も多彩でした。当然、働き手の目的、事情、ライフスタイルも当然違ってきます。それぞれの背景や気持ちを慮り漏れなく把握するのは、双方気持ちよく選考を続けていくうえで大事な点だと思います。

働き手を理解しお互いの納得できる点を模索しつつ、外に向けては会社としてこういう人材が欲しいというアピールをする、そういう内外の調整や発信は、このときにしっかりできるようになったと思います

人事経験を生かしエンタメ業界へキャリアチェンジ

▲今はさまざまな就活セミナーに登壇する立場の青木ですが、自身の経験を踏まえて面接についても話してくれました
▲今はさまざまな就活セミナーに登壇する立場の青木ですが、自身の経験を踏まえて面接についても話してくれました

その後、さらに視野を広げたいと思い立った彼は、広告制作会社の人事も経験しました。

青木

アパレルや飲食などのBtoCと、広告業界のように企業と企業が取引をするBtoBではビジネスモデルが違いますけど、例えばスピード感とか魅力づけみたいなテクニカルな部分は汎用化できるなと。広告制作業界の収益化の仕組みやプロデューサーの役割、カメラマンやパタンナー、デザイナーの採用の仕方を勉強するのも楽しかったです

そして、1年半後。縁あってポニーキャニオンの中途採用に応募し、選考を経て入社することとなりました。

青木

緊張の中で受けた面接は忘れられないですね。雑談形式はほどほどに、例えばポニーキャニオンについてや人事でやってみたいことなど無駄のない質問を受けたんです。なので、自分を飾らずストレートに伝えた想いが受け容れてもらえたというのは本当にありがたいことです。双方が正直にやりたいこと、必要なことをぶつけ合い、共にかみ合うかどうかが面接の本質かなと思います。

あと、選考の途中で『好きなエンタメとその理由を教えてください』という問いを投げかけられたとき、幼少期まで遡ってどんなエンタメが好きだったかを書き出してみたんです。すると、音楽、映画、小説、ラジオ、お笑いとか自分の好きなものがあふれ出てきて。

芸人さんのラジオは15年以上毎週聞いていますし、小説は年30冊くらい読んでいますが、自分がエンタメ好きだとは思っていませんでした。普段の生活にごく自然に溶け込んでいて“エンタメ”とは認識していませんでしたが、人事という形でも自分が関わることになり、不思議な縁を感じています

ポニーキャニオンに入社後は、これまでの経験を生かしながら、主に新卒・第2新卒・中途の採用業務全般を担当しています。

青木

中途入社1年目(取材時)ですが、自信をもって就活セミナーに登壇しています。話を聞いていただける方にとって話者の入社年次は関係ありません。自分が自信をもって話せるだけの勉強をしています。

また、セミナーなどを通じて“エンタメが好きで仕事をしたい!”という並々ならぬ情熱をもってくれている人がたくさんいるんだなと感動しました

個々の可能性を生かすために人事ができること

▲青木が感じているポニーキャニオンの魅力とは?「2つあります。」
▲青木が感じているポニーキャニオンの魅力とは?「2つあります。」

「バックオフィスの仕事って成果が見えにくいし数字に表しにくいけれど、会社にインパクトを残す人事でありたい」と言い切る青木。やりがいを感じる瞬間は多々あります。

青木

自分が採用した人が組織で活躍したり、人間関係が円滑になって売り上げにつながったり、新たな戦力が加わったことで業務を広げられたり。そうやって自分の仕事の成果を感じられる瞬間は、何より嬉しいしこの仕事をやっていてよかったなと感じます

また、中途採用だからこそ感じる、ポニーキャニオンという総合エンターテイメント企業の魅力があると言います。

青木

私が感じるポニーキャニオンの魅力は、2つあります。1つは月並みですが良い人が多いことです。これまで3社を経験しましたが、他社にもコンテンツにもリスペクトがある人が多く温かくて優しいなと感じます。私が思う優しさとは、人と接する時にフラットであることと、思いやりがあることだと思います。私を含め、セミナーや講演を通じて、同じように感じていただけると嬉しいですね。

もう1つは自由度の高さです。自由度=責任ではありますが、会社や部署の目標やスケジュールがあった上で、自分のやりたいこと、考えた企画を提案して実行できる・推奨する風土があると感じています。そこに年齢は関係ありません。答えのないエンタメという大海原に、小船で漕ぎ出すための主体性、考える力、推進力がある人にとって、社員一人ひとりを信じて任せてくれるポニーキャニオンはとても働きやすいし、満足度の高い会社だと思います。

ポニーキャニオンの人事としての意見ではなく、一個人の客観的意見だと、読み手の方には信じていただきたいですね(笑)

自己実現できる“居場所”で、彼が思い描くのはどんな未来なのでしょうか。

青木

2つの軸があります。1つは、社員それぞれの強みを生かした配置をすること。売り上げを立てられる部門には人員やお金は投入すべきで、改善できる余地はまだまだあるだろうし、採用するだけじゃなくコンサル的な視点で社内的に価値を発揮できる人材になりたいです。さまざまな部門、ポジションを経験することは、キャリア形成上非常に意義があると思います。それを1つの会社、ひいては同じビル内でできることは非常にラッキーかなと思います。

もう1つは、グローバル人材の採用です。現時点ですでに新卒・中途ともに外国籍の方にも多くエントリーいただいているんですけど、こちらから海外に出向いてプロフェッショナルを採用するということにも積極的にチャレンジしていきたいです。そういった思い描くものを形にするためにも、自分自身学び続けていきます

※ 記事の部署名等はインタビュー当時のものとなります
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